2013.06.30

鎌倉、花の本

北鎌倉づいている私に友人が本をプレゼントしてくれました。


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鎌倉で花を撮ろう!(平凡社)


鎌倉に咲く四季の花々の写真と名前、その花がどこに咲いているか、花巡りのコースも書かれたガイドブックです。こうした本を読むと花の名前を覚えるようになるのかしら。そうなれるといいな。

でも、こうして本を読んでみると、鎌倉は花の名所ということがわかりますね。特に、北鎌倉の東慶寺は季節を問わず登場しており、花のお寺であることがわかります。

紫陽花が終わり、これからの季節はノウゼンカズラやハス、スイレンが鎌倉の寺の境内を彩るようになるようです。夏の鎌倉は暑いようですが、時間を作って花に逢いにまた出かけたいと思います。


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2011.11.21

書籍・阪急電車

有川浩の「阪急電車」を読みました。


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先日のプロジェクト打ち上げで話題になった本。映画の宣伝はCMで見たことがあるけど、中身は全く知りませんでした。図書館ですぐに借りることができたので、お天気が悪かった土曜日に部屋に閉じこもって一気読みでした。

片道15分間の阪急電車で展開するストーリー。この電車の乗客たちがそれぞれの利用駅で乗り降りする中で、ただすれ違うだけでなくかかわっていく様子を描いたオムニバス的なストーリー。ブツ切れ感が全くなく、オムニバスのひとつひとつがこの「阪急電車」を構成する大切なエピソードになってます。だから一気に読み終えてしまったのでしょう。話の展開もとてもよくて、すがすがしい読後感。読んでよかったと思える、そんな本です。

面白いと思ったのは、電車には折り返しがあるように、ストーリーにも折り返しがあること。往きの電車の中、かかわりを持つことでそれまでの自分から変わるきっかけをもらった人は、帰りの電車でそれを次の人にも分けていること。それが、

”電車を降りたところで人生の機微を味わっていた”

という言葉になって表現されている。女子大生と仕事ができるOLが同じ言葉を言うあたりがおかしい。この二人だけでなく、他のエピソードの人たちの後日談を聞きたいと思いました。


でもね、山手線ではムリかなぁ。山手線で人生の機微と言ってみてもねぇ。やっぱり私鉄かなぁ。でも、メトロはムリかな。東急はどうでしょうね。。。


最後に、阪急電車はえんじ色の車体のクラシックな電車なのだそうです。被写体としてもなかなかなようで、機会があれば沿線散歩でもしてみたいものです。もしかしたら、そこならば、人生の機微があるかもね。

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2011.08.29

おいしいエッセイ

石井好子さんのエッセイを読んでいます。

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石井さんは、シャンソン歌手だけど、エッセイストとして、そしてグルメとして知られている人。料理の鉄人の審査員としても時々出演していたそうです。タイトルに惹かれて書店で手にした彼女のエッセイ。食いしん坊が書く食べ物の話は、なんて美味しく読めるんだろう。読んでいるとお腹が空きます。。。

今回借りた本は、初版が1983年と1988年。もう30年近く前の本なのに、そのレシピは今でも通用するものばかり。逆に当時は東京以外ではなかなか手に入らない材料もあったかもしれません。

高級料理はほとんど登場しません。オムレツ、スープ、野菜サラダなどなど、一般的に食べるお料理がほとんど。でもそれが、パリであったり、ベトナムであったり、それぞれのお国柄のレシピが登場します。

難しいお料理の仕方は書かれていないので、石井さんの説明を参考にいくつか作ってみました。

まずは、フレンチドレッシングを使ったサラダにトライ。以前はフレンチドレッシングは自分で作っていたのですが、いつの間にか、出来合いのドレッシングを使うようになっていました。まずはそれを変えて、フレンチドレッシングは自家製に。石井さんの本にあったように、油とお酢、それに塩、挽き胡椒で味を整えて。石井さんのレシピでは、ここにディジョンマスタードを加えるのがポイント。

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お野菜はキュウリとタマネギの塩揉みが基本。今回はそれに、千切りキャベツとスイートコーンを加えてみました。スイートコーンは、ツナ缶やウインナーソーセージ、ハムなどその時々で。

他にもおいしいエッセイが出ていて、「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」を借りたのですが、間違えてレシピ版を借りてしまいました。お料理の作り方、写真が出ているのですが、面白くない。こんな感じかな?と、想像力を働かせながら読むエッセイのほうが断然面白いです。

それに、この本の面白さはレシピじゃない。彼女の食にまつわるエピソードだったり、おもてなしに対する考え方のほうがメインテーマ。レシピはあくまでそれに添えられたものなのです。

今回、図書館で借りたのですが、保存版として手元に置いておきたい。さっそくアマゾンで購入したのでした。

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2010.12.11

ラテに感謝!

知人がブログで書いていた本、図書館で借りて読んでみました。

マイケル・ゲイツ・ギル
「ラテに感謝!−転落エリートの私を救った世界最高の仕事−」

原作:MICHAEL GATES GILL
原題:How Starbucks Saved My Life

タイトルその通りのお話。とても読みやすく、週末を入れて数日で読み終えてしまいました。

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有名な広告代理店に勤める白人エリートが、60歳を過ぎてある日レイオフを宣告される。そしてふと入ったスターバックスで、若いアフリカ系アメリカ人女性が店長を勤めるスターバックスに採用される。トイレ掃除からはじまり、レジをつとめ、バリスタをやり、そして、彼がこれまで接することがなかった人びと、仕事をするプロセスの中で、新たな志向、生き甲斐を見いだしていく。

一度挫折した中年おじさんが、新しい環境で再生していくお話。それを軽いタッチで描いているので冒頭に書いた通り、とても読みやすかったです。オレ様的に、こうやって成功したではない。彼がお店の仲間(パートナーと言っていた)やお客さんに向ける温かな目、特に、自分への憐憫がなくなった後半がよいです。正直、前半は、ことあるごとに、前はこうだったような思い出の語りがあり、そこは"へー"くらいにしか思えなかった。でも、それも、鼻持ちならないヤツだったことを読者に知らしめるには必要要素ではあったのですが。。。

週末、この本を某所のスターバックスで読んでました。この本の世界を改めて感じてみようと思って。結果は。。。この本に登場するパートナーたちはとても生き生きしていて、キャラが立っていた。けど、日本のスターバックスは、きちんとしていて気持ちはいいけど、上品に収まっているというか、なんというか、本にあったような”熱”が伝わってこない。お客さんとお店のrelationshipが希薄なのかな。

パリもそうなんだけど、Cafeやパン屋に入ると、利用するお客さんとお店の強いrelationshipを感じることが多々あります。それが感じられないって、どうしてなんだろう。私だけなのかな。それとも、文化の差なのだろうか。。。本を読んだ後で、ふと考え込んでしまいました。

また、本の中に、スターバックスでは「尊敬と威厳」を持って相手に接するとありました。サービス業だから当然ではなくて、関係性の基本ですね。翻って、私は仕事、プライベート、そうやって接しているだろうか。今の自分の境遇も考えさせられた本でもありました。

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2009.09.30

連休読書「雲を掴め」

シルバーウィーク中に読んだ本のレビューを少しずつ。

伊集院丈・著「雲を掴め -富士通・IBMの秘密交渉-」

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某セミナーに行った時に、米国企業との交渉術の指南本として講師が話していた。今の時代、一社で全てを行うことは無に等しい。だから、国内、海外の企業との提携、連携が必要になる。その時の条件をいかにして自社優位に運ぶか。そんなことを考えていた時だけに、興味を持った。

この本には、富士通のIBM互換機開発とそれを良しとしないIBMの間に起こった、1982年からの富士通とIBMの秘密交渉について、フィクションの形をとりながら、他国の大企業との駆け引き、ぎりぎりの交渉が語られている。筆者は、鳴戸道郎氏。富士通側の中心人物の一人としてこの紛争に関わり、IBMとの交渉・訴訟に取組んできた方だそうだ。

自社にとって何が最重要課題なのかを見極め、ただその1点にこだわり解決するために、多角度から検討し、裏付けを取り、相手と交渉する。ほぼ妥結した後でも、最後に往生際の悪さを発揮して相手から好条件を引き出す。交渉役はその時だけを考えるのではなく、常に今やっていることの先、さらに先を見据えて選択肢、アクションを考え続ける。

でもこれって、そんなタフな場面でなくても、通常のビジネスでもマネジメントする者にとって求められるアクションだと思う。この本は、こうあるべき的な上から目線のビジネス本やe-Learningのテクニック集よりも、多くの気づきを与えてくれた。

本の中では、筆者が自身の経験から学んだ交渉技術について書かれている。先の講師は、これをノートに貼って、米国企業との交渉に臨んだそうだ。

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◎脅しの技術
 (1)恫喝 (2)脅威 (3)執拗な脅威

◎籠絡の技術

◎交渉役の適性
 (1)人に好かれたい人は不向き (2)自己顕示欲が強い人は不適 (3)非情であれ

◎交渉の駆け引き
 (1)交渉中、相手からのメモは受け取らない (2)相手の自由度を奪え

◎合意文書
 (1)ドラフトを作ったほうが断然有利 (2)ワーディングを争え
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また、この本の中には、富士通側のロバート・ゴードン弁護士の言葉として、交渉で一番重要なことは「公明正大(fairness)」と言っている。公平かつ衡平(fair&equitable)であるべきと。しかし、この時のIBMは、このequitableに欠けていることを承知で過大な要求をしている、だから、着地点(海外販売を諦めること)で合意することは間違っている、もっと戦うべきだと筆者に言っている。

この選択の正否はこの後でわかっていくことになるのだが、その時の、会社を潰さない=国内営業を守るという一点で戦った(戦わざるをえなかった)ことは、そのことは間違ったことではなかったのだろう。

この本の続きとしては、この後のことを描いた「雲の果てに」がある。レビューを読むとこちらも興味深いので読んでみたい。

今はクラウドの時代だ。そう、あまねくものが雲の中に存在し、利用者はそこにアクセスすれば好きな時に好きなだけのサービスを利用することができる。雲を掴もうとした富士通。しかし、今、雲の中にはIBMとは違うあまたの相手がうごめいている。Googleしかり、amazonしかり。。さて、さらなる戦いは?

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2009.01.19

ビジネス・ゲーム

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久しぶりの本の話。

 「ビジネス・ゲーム」
  ベティ・L・ハラガン 著
  福沢恵子・水野谷悦子 共訳

たまたま書店で一冊しか無くて、私に、選んで、というように置かれていた。1987年に初版がでて、一度絶版になったが、2009年1月に文庫本で再出版された。それにあたり、勝間さんがあとがきを書いている。いわゆる、勝間和代氏推薦本。

副題に、「誰も教えてくれなかった女性の働き方」とあるとおり、女性が男性中心のビジネス社会でどう振る舞えばいいのかが書かれている。女性は会社の「外国人」であり、昇進やビジネスチャンスを得るためには、ただ誠実に仕事するだけではなく、ルールを知ったうえで集団の中で振る舞うこと、とある。

ダイバーシティの推進など、この本が出た頃とはビジネスも違ってきている。しかし、基本的なルールは変わらないのだろう。ヒエラルキーは存在し、「命令の鎖」は存在する。変わらずに会社は男性中心だし、たぶん昇進も早い。諸事情あれど、女性が男性の支援的な職務を任されるシーンはやはりある。それを漫然としてよしとするか、ルールを知って自分を処して行くは、その人次第。

ある意味、目から鱗。その一方で、あまりにもギラギラしていて拒否反応もあった。けれども、内容としては非常に読みやすく、ふむふむとあっという間に読んでしまった。一番参考になったのは、3章のゲームに勝ち残る秘訣。特に、10章:仕事場でのルール、11章:賢い自己主張法は、今後前向きに実践したいと思った。

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2008.04.22

光野桃「スピリチュアル デトックス」

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光野桃・著「スピリチュアル デトックス」

光野さんが書く文章は美しく、そして、彼女が思うこと、感じ方が自分とよく似ていることに驚きながら読むことが多い。

しかし、この本は読むかどうかは悩みました。「スピリチュアル」という言葉に、私はアレルギーがある。なんか怪しい、騙されているような感じがする。。。

けれども、光野さんは、バーレーンでの生活、お母様の在宅介護、看取り、そうした精神的に辛い時期を癒しの力を借りてなんとか乗り切った。そんな光野さんにとって、この本を書くことは必然だったのかもしれません。だから読んでみました。

内容は、日本とインドの旅が半々。インドの話はインドが好きでないと面白くない。私はたぶんインドには行かないと思っているから(光野さんふうに言うと、”インドからお声がかからない”)、残念だけどあまり興味が持てなかった。

一方、国内。伊勢神宮、沖縄九高島、山岳信仰などなど、古来の日本文化については興味深く読みました。神社の類は好きだったし。

職業の特権というのだろうか、彼女は多方面の癒しのプロの人たちと出会っていて、本にはその人たちからの教えが書かれているので、読者はその教えを共有することができる。以前の私ならばほとんど信用しなかったけど、少し信じられるようになった。

頭と体は一緒。頭だけ、体だけというのはありえない。私も最近そういう方面で信じられる人と出会った。彼女は私の手をマッサージしただけで、私が抱えている体の状態を当ててしまった。理由を教えてもらい、勘やデマカセではなく、科学的、医学的な根拠があるんだと判った。

ところで、本で紹介されている癒し。シンキングボウルはやってみたいな。

それに、本で知って行こうと決めて既に予約してしまった場所があります。母と一緒に行く予定。どこに行ったのかは、帰ってきてからブログに書こうと思っています。

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2008.03.08

血液型についてのある考察

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Jamais Jamais・著 型自分の説明書

私はB型です。

自慢しているわけでも、隠しているわけでもありません。けれども、血液型を明かすのは、なぜか気恥ずかしく、もしかしたら他人の私の見方を180度変えてしまう危険性もはらんだことであるかもしれません。

自分自身血液型で性格を決め付けられるのは願い下げだし、周りの人たちを、「○型の人は○○な人である」という血液型のフィルタにかけて見るということもしたくありません。

しかし、「B型自分の説明書」。あてはまると思われる項目にチェックしながら読みました。

チェックの数は数えていません。設問が多いので、まったくチェックしなかったページ、ほとんど全てチェックしたページ、さまざま。なーんとなく、1/3くらいはチェックが付いたような感じがします。

って、こうして数えること自体面倒くさい、なんとなく、で済ませてしまうのかもしかしたらB型なのかもしれません。。。

この本で当てはまるなと思った主な10個をピックアップ。

 ①集団行動の中でひとりふらふら散歩したりする。

 ②話が飛ぶ。

 ③目標まで突っ走る。達成しちゃえば後はおざなり。

 ④詰めが甘い。

 ⑤人の話聞かない。他人情報はどーでもいい(家族構成とか)。

 ⑥あまり人になつかない。でもなつくと、とことん。

 ⑦「ふーん」「あ、そーなんだ」「へぇー、すごいね」ってよく言う。

 ⑧カミナリとか、空の色がまがまがしいとワクワクする。

 ⑨地味でめんどうくさい作業を楽しめる。

 ⑩筆記試験の時、見直しするけど途中で飽きる。あとはもう自分の実力にまかせる。

むらっ気ありますね。やる時きゃやるけどその後はやりっぱなしまたは忘れる、聞いているようで聞いていない、興味があること以外は無に等しい、子供みたいだ。。。なんだか、人間性に欠陥があるような気がしてきました。

この本にありましたが、昔はよくA型と言われました。自分で書くのもなんですが、神経質で真面目で几帳面。それは育った環境によったと思います。B型、というと、全くそんな感じしないとよく言われて、血液型がどれほどのものなのか、と思ったものです。

しかし、大人になってからはB型でしょ、と言われるようになりました。自分にとってイヤなことや興味がないことを覚えていないからなのだそうです。「そんなの覚えてない」というと、「ね、B型でしょ」と決まって言われて。やはり、血液型がどれほどのものなのか、と思ってしまうのですが。。。

育った環境の制約から解放され、本質が表にでてきたということかしら。人間、大人になるほど、本質が見えにくくなるのに。。。

さて、面白いことに、この本、B型向けしかありません。筆者がB型だからでしょうが、密かにヒットしているようなので、もしかしたらA型やO型などの二番煎じ本が発売されるかもしれません。

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2008.03.02

夢をつかむイチロー262のメッセージ

忙しくてブログを更新せずにいたら、3月になっていました。

今月後半には桜が咲く。一年で一番好きな季節。

桜、さくら、サクラ。全てが桜を中心に回りだし、気もそぞろで落ち着かない、楽しみな季節なのだけれど。。。

今の心境。

行ったり来たり。

大丈夫、そんなの無理。なんとかなる、やっぱり無理。仕方ない、なんでこんなこと?

心の持ちよう。振れ幅が大きくて不安定。何をしても気分が晴れないのは久しぶりです。

そんな時、「夢をつかむイチロー262のメッセージ」を読みました。

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メジャーリーグ挑戦後のイチローの発言をまとめた本。昨年、キャリアセミナーを受けた時、講師の先生が推薦していた本でした。

講師の先生は、この本を読んで、それまでは「若造が何を言うか」と嫌いだったイチローが好きになり、興味がわいた。「彼は天才ではなく秀才だ」と話していました。

本は、「イチローの精神と目標」「イチローの準備と訓練」「イチローの不安と逆風」「イチローの形と野球観」「イチローの技術と結果」のテーマでまとめられており、彼の考え方の筋道が見えやすい構成になっています。

頭が上がりません。

人はこれだけストイックに好きなことに打ち込むことができるのだ、自分を知りしっかりと準備し、他人の評価など気にしない彼の強靭な精神に、今の自分の気持ちのありさま照らしてみる。例えば、

 「キライなことをやれといわれてやれる能力は、後でかならず生きてきます」

凄い。でも痛い。素晴らしい言葉だけれど、気持ちがちぢこまっている時に読むとズドーンと落ちる。

イチローのメッセージを夢をつかむ力にするには、少し時間が必要みたい。って、また、進歩ない。

ちなみにこの本、知人は元カノからもらったそうです。知らずに読んで、「さすがは俺の元カノだ」と惚れ直したのだそう。

(どんな意図があって彼女がその本を贈ったのかはわかりませんが。。。)

プレゼントするだけで自分の格を上げてくれる?それはどうかとしても、ビジネスにも役立つ良い本だと思います。

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2008.02.25

光と風とぬくもりと

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増山均+菱沼洋一・おひさま保育園【著】「光と風とぬくもりと」

母の同窓の友・菱沼洋一さんが写真を撮ったということで、送られてきたそうです。母の薦めで読みました。

一つの漢字をキーワードにして、日々の子育てと私たちの暮らしを見つめ、見直し、問い直す視点を提案。

やさしい気持ちがたくさん詰っている本でした。

旬・育・間・待・候・雑・命・手・火・風・米・便・居・縁・忙・尊・幻・浴・気・継

これらの漢字の意味、知っていますか?

例えば、「」。

育というと、一番はじめに思い浮かぶ言葉は「教育」。家庭教育、通信教育、情操教育、、、教育が付く言葉がたくさん思い浮かぶ。

けれども、「育」は「教育」だけではなくて、「養育」、「遊育」、「訓育」、たくさんの内容がある。

特に、「養育」の大切さを見逃さないこと。それは、「食」と「睡眠」と家庭の「雰囲気」。

私たちは、それらが子供にとって本当に心地よいかを問い直す。

子供が学校に通うランドセルの中は勉強道具だけじゃない。教育の場面で先生の話に集中し学習に取り組むための意欲、活力、安心感がはいっているかが大切。それをはぐくむのが「養育」。

また、「」。

子供たちにはゆとりが無い。

時間をかけて調べ、考え、語り、想像し、味わい、納得し、そしてまた新たな疑問を持つ。

それは、「間」がなくてはできないこと。

など。これらはほんの一部です。

子供がいてもいなくても関係ない。

例えば、「間」。だから、今の子供たち、いや大人もかな、自分で考える、ということが苦手になっているのかもしれない、と思ったりします。

「品格」本が巷に溢れていて、「○○の品格」というタイトルを見ると、またかと思いますが、この本は、それとは違う。既に知っていることと言えばそうだけど、子どもという対象を通して問い直しているので、素直な気持ちで読むことができます。

そして、菱沼さんの白黒の写真がいい

優しく温かいまなざし。子供とはこんなに表情豊かなのだろうかと、見ていて心が温かくなります。

菱沼さんのご家族の事情は母から聞いていて、とても厳しい境遇であるのに、どうしてもんなに穏やかな写真が撮れるのでしょう。。。

私は人物写真は構えてしまって、菱沼さんのように子供たちの表情を捉えられません。だから、いつか、こんなに優しい人物写真をいつか撮ってみたい、です。

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