2009.11.10

デーヴ

原題:DAVE、1993年公開のアメリカの映画。

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私はこの映画が大好き。

大統領とそっくりの普通の男(デーヴ)が一夜限りの代役を引き受けたが、その夜に大統領が脳卒中で倒れてしまい(しかも浮気中に)、そのまま代役を続行することになった。はじめのうちは野心いっぱいに汚職に手を染めた側近たちの言うままに大統領を演じていたが、ホームレスの家を訪ねたことをきっかけに大統領夫人であるエレンの福祉への思いや現実を知り、ユーモアと優しさで政治改革に乗り出していく、というお話。

一番好きなのは、側近によって潰されたホームレスの家の予算を捻出するために、友人の力を借りて硬直した予算配分のシステムを変革していく(庶民のまっとうな考えを予算に適用するのだ)くだり。こんなに潔くて、頭が良くて、思いやりがあって、実行力がある、そんな政治家がいてくれたらと心から思う。代役なんて関係ない。

昨日、日本政府が2010年度予算編成に向けて各府省の事業の無駄を洗い出す、「事業仕分け」の対象を正式に決めたとのニュースが入ってきた。同会議のワーキンググループは、明日から公開で、約220件447事業の中から「事業仕分け」を始めるのだそうだ。映画のようにはいかなくても、まっとうな考えを持って是非とも進めてもらいたいもの。

映画のラスト、デーヴが議会で演説した中に、

「私は雇われの身だということを忘れていた
 しかも臨時雇いだ
 2億5千万人が、私を生活改善のために雇ったのだ
 なのに契約不履行
 思うに、大統領は国民のしもべだ
 我が身より国民が第一 ・・・」

という言葉がある。全ての政治家に聞いてもらいたいお言葉。

見終わって、心がほんわりと温まりハッピーな気分になれる映画。是非是非、見てほしい映画です。

映画の中で大統領役を演じたケヴィン・クラインは素晴らしかった。これに続いて出演した「フレンチキス」のフランス人役の彼は、「デーヴ」とは正反対の、胡散臭くて、むさ苦しくて、でも悪人にはなりきれない本当は優しい人。この2作品で、私はこの人が好きになったようなもの。最近は見ていないけれど、Wikipediaでコメディにも結構出演していることを知った。久しぶりにDVDを借りてみようかな。。。

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2009.10.28

Don't worry be happy.

昨日から「Long Vacation」の再放送がはじまった。久しぶりの再放送だと思う。

出だしに、1996年・春 とあるので、もう13年以上も前の作品なんだ。だけど、色あせていない。明るくて、優しくて、平和で。お洒落で、かっこよくって。。。私はまだ東京暮らしをしていなくて、このドラマを実家で見ていた。

そして、東京に住む時に、瀬名くんの部屋を真似させてもらった。ソファはACTUS、ワイングラスの置き方、TVの置き方、リビングにはモノを置かないなどなど。それから、住むところもこの川の近くに決めた。今でもよくテラスを歩く。

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音楽も好きで、CDもよく聴いていた。ハッピーで、からりとして、せつなくて。iPodTouchに入れて持ち歩いて、今でも時々聴く。

お話が、音楽が、いつも、Don't worry be happy.と言ってくれていた。マジックボールを見つけた南が見上げた先のビルボードにあったメッセージ。時にはお休みしてもだいじょうぶだよ、弱くなってもだいじょうぶだよ、と。ある意味、癒し系ドラマだったと思う。

そして、なんと豪華な出演者だこと。木村くん、山口智子、竹野内くん、松たか子、稲森いずみ、広末涼子、りょうちゃん。今となってはとてもできないキャスティング。

木村くんはずっと変わっていないと思っていたけど、やはりそれなりかなと若い23歳くらいの木村くんを見て思ったし、逆に、竹野内くんはこの頃25歳で、ヒゲもあったけれど確実にジャニーズ系より大人っぽかったと思った。

この人が「BOSS」では、おつかれサマンサタ〜バサ@警視庁参事官補佐・野立信次郎 とはじけちゃっている。一方、「不毛地帯」では、そんなチャラさはみじんもない。この変わり様が好きなんだな。

これからしばらく、ロンバケ・真ちゃんの軽くていい加減だけど誠実、なところを堪能させていただきます。

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2009.07.20

Transformers: Revenge of the Fallen

先日の「ラッシュ・ライフ」と一緒に見た映画について。


立て続けに「トランスフォーマー:リベンジ」を観た。

この映画、さほど興味なかったのだが、少し前にテレビで、前作「トランスフォーマー」の放送をたまたま観て、スピード感、CGの凄さにはまってしまったのだった。「ラッシュ・ライフ」を上演していた新宿のシネコンで、ちょうど続けて観られたので観てしまった。一緒に行った友人も観たいと言ってくれたので、仲良くハシゴ。

お話は簡単で、前作「トランスフォーマー」で活躍した、オプティマス・プライムが率いるオートボット軍は、米軍と共にディセプティコンの残党退治をしていた。一方、大学に進学したサムは、両親や恋人・ミカエラなどと別れ、東部の大学で生活を始めようとしていた。しかし、、、。

このオープニングから、いけいけどんどんの展開。トラックもカマロもなんでもロボットに変身しちゃう。家は壊れ、大学も、街も大パニック。今回はサムの同級生の美人女子大生もロボットになってしまう。全く息をつかせない展開。考えずに、ただ観て楽しむのみ。でも、見終わって集中していた疲れがどっと出たけれども。。。映画のハシゴではなく、この作品のみ観ても、終わってからは同じだったと思う。

CGは前回よりも激しく、よくこんなの作ったと感心する。主人公も前作よりも男前になっていた。プライムのオプティマスがかっこ良いこと。だから、死んでしまった時には本気で悲しくなった。サムの時よりも。

そして、特筆すべきが音楽。ハードロック系のスカッと抜けた音楽が並び、気持ちがいい。

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これはスコア。サントラと両方とも買ってしまった。スコアは、「グラディエーター」を思わせる音楽なのだけど、ハンス・ジマーがスコアのエグゼクティブ・プロデューサーにもなっていると知って、合点がいった。一方、サントラは夏にピッタリで、さっそくiPodTouchに入れて聴いている。

さて、この映画が面白くて好きだ、と言ったら、「ガンダム世代?」と尋ねた人がいた。確かに、ガンダム世代です。観ていました。お台場のガンダム、絶対に観に行こうと思ってます。

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2009.07.16

夏はやっぱ海だね〜

この季節になると毎年この話題を書いているかもしれない。

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「ビーチボーイズ」

反町隆史・竹野内豊初競演のドラマ。Wikipediaで調べてみると、放映が1997年7月7日からとあったので、12年も前の作品なんだ。。。それもそのはず、当時高校生だった広末涼子が、結婚して、出産して、離婚して、今ではすっかり大人の女優になっているのだもの。。。

Wikipediaに視聴率まであったので確認すると、平均視聴率23.7%。今のドラマの視聴率と比較するとかなり高い数字だが、月9で反町と竹野内競演であるにもかかわらず、当時の視聴率の中ではそんなに高いものではなかったと記憶している。

「ビーチボーイズ」の反町くん海に出会うのシーン、していた腕時計を海に投げ捨て、”夏はやっぱ海だね〜”。夏→海、という単純思考回路がいかにも広海(反町)っぽくてよかったんだな。6月に終了した「BOSS」、反町くんがはじめて登場するシーンの海と潮騒の音が、「ビーチボーイズ」とだぶった。「BOSS」は久しぶりの竹野内、反町競演だったので、オープニングシーンにはそんな制作の意図のあったのかもしれない。

民宿ダイヤモンドヘッドを舞台にしたひと夏のお話。実際の場所は布良海岸。この話も何度か書いているが、当時ロケを見に行き、適度な広さでプライベートビーチを思わせる砂浜で、いい場所と思った。今は一体どうなっているのだろう。。。

このドラマ、出てくる人たちがみんなさっぱりしていて気持ちよかった。特に大人の女子。酸いも辛いも経験済みのスナック渚の春子さん(稲森いずみ)、海都の恋人・桜(秋本祐希)、広海の元彼女・富士子(辻香緒里)。みんな、芯が強い、さっぱりしているなど、女の私から見ても、非常に好感が持てた。みんな日本を思わせる名前だな、とオンエア当時から思っていた。

さてさて、「ビーチボーイズ」は、今日はじまったばかり。これからしばらく、ドラマで気持ちよくなることにしよう。既に夏休みを取った後なのに、また海に行きたくなるかもしれない。それよりもっと、私もリセットしたいと思い始めるかも。。。

サントラもいい。iPodTouchに入れて聴き始めよう。

このドラマ、DVD化されていない。しっかり録画も忘れずに。

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2009.07.15

ラッシュ・ライフ

先日、伊坂幸太郎原作の映画「ラッシュ・ライフ」を観た。

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ポイントは、なんと言っても伊坂幸太郎と堺雅人という組合せ。そして、オムニバスをどう繋げて進めるのかを楽しみにして行った。

ストーリーは、ほぼ原作通りに、「河原崎」、「黒澤」、「京子」、「豊田」の順番に進んで行く。原作を読んでいたので展開は分かっていた。誰かのストーリーの中に他の誰かのストーリーが交差している。映画の中では、バトンを渡す、という言葉で表していた。人の人生もそうなのかも。ひとりじゃない、って思える。

話は、1つの殺人事件(殺されたのは2人だが)がキーとなっているのだが、この展開が解りにくかった。これが解らないと十分に楽しめない。私は原作を読んでいたので理解できたが、読んでいなかった人、解ったのかな。これは映画を観た後で、友人と同じ感想。

堺雅人は、伊坂作品によく登場する愛すべき泥棒・黒澤役だったのだが、んー、私の中の黒澤のイメージと違った。私にとっての黒澤はもう少しクールなんだな。堺雅人の黒澤は、淡々としているところはそうなのだけれど、微妙に陽のキャラが入っている。かといって、決してNGというわけではない。堺さんらしさが出ていて、よかったんじゃないかと思う。

いちばんピッタリだったのは、「京子」の京子役の寺島しのぶ。年下の愛人と不倫中で、彼の奥さんを殺そうと企てるのだが、そのわがままぶりが、こういう女いる!と思えてしまうくらい名演だった。ラストは哀れだったのだけれども。。。

最後に、この映画、東京芸術大学大学院の学生さんが監督をやっている。だから、撮影時間は彼らの都合が優先される。堺雅人がインタビューで「終電の時間なので、今日はここまで」と撮影途中でもおしまいになったと話していた。彼にとっても衝撃的だったらしい。そりゃそうだ。。。

実はこの日、映画のハシゴをしていた。もう1本は、後ほど。

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2009.05.30

Des'ree - You Gotta Be

フジテレビ「BOSS」7話を見ていて、懐かしい曲を耳にした。

 Des'ree - You Gotta Be

Desree


歌詞が良くて、仕事、プライベート、落ち込んだ時、迷った時、葛藤の時、よく聴いていた。

流れたシーンが、自宅で深夜調べものに没頭する姿だったり、煮詰まって昼間の公園のベンチに座る姿だったり。なんかね、あんなにカッコ良くはないけれど、自分の姿と重り、共感した。


しかし、ずっと実家に置きっぱなしにしてしばらく聴いておらず、テレビで流れた時、誰が歌って、なんて曲なのか全く思い出せなかった。顔は覚えているのに。。。人の記憶なんて頼りにならないもの。

そして、どうしても思い出したくて、歌手・曲名の大調査。

まず、自分の記憶を頼りに昔聴いていた女性歌手名でGoogle先生で調査。が、現れるのは全て違う歌手の顔。ダメ。

次に、曲を知るにはどうする?メロディで調べるしかない。だから、はじめてのハミング検索にトライ。MacBookの前で歌ってみた。あら、ピッタリ一番。私のハミングがうまかった?でも、それをきっかけに、記憶の底に埋もれていた歌手と曲名が浮き上がってきた。シナプスがつながった、という感じ。歌って検索のサービスは懐疑的だったが、こんな時には役に立つのだな。でも、ニッチであるには変わりないか。

さて、次は歌詞。歌手と曲名が分かったので、今度はテキストで検索。Google先生が、歌詞掲載サイトとYouTubeの映像をたくさん教えてくれた。YouTubeには昔は毎週見ていたBEAT UKの映像も。手元に無いもの、今は失ってしまったものが、一気に目の前に現れる。検索は、時間も場所も越える。素晴らしい時代だ。

本当は、iTunesStoreで曲まで買えればパーフェクトだったけれど、売っていなかった。

それからは、YouTubeでYou Gotta Beを何度も見ていた。

未来にかけること。いつも上を向いて生きること。
自信を持って、賢くなって、タフになって、クールになって、図々しくなって。
でも、決してひとりにはならないこと。

繰り返し、Des'reeが歌っていた。


□ハミング検索
 http://www.midomi.co.jp/
□YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=r32vw4260G4
□歌詞(訳詞付き)
 http://ameblo.jp/hisakotoluna/entry-10089071540.html


もうひとつ、「BOSS」7話で驚いたこと。でも、これを書くと立場的にまずいので、密かに自分だけで喜ぶことにしよう。

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2009.02.26

人生は手遅ればかり。でもね、

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Bunkamura のル・シネマで、「ホルテンさんのはじめての冒険」を観た。満席だった。

 人生は手遅ればかり。でも、逆に考えれば、何にでも間に合うってことさ。

生真面目なホルテンさんが、次々と出会う風変わりな人たち、そして、不思議な出来事の数々。でも、その全てに意味がある、大切な出会い。可笑しくって、面白くって、笑っちゃうけど、次の瞬間には、じんわり、ほんわり、心があったまる。

主人公のホルテンさんは、ベルゲン急行の運転士。規則正しく真面目に生きて、定年という終着駅にたどり着いた。そんなホルテンさんの、定年の日にはじまる脱線は、定年は終点ではなく、今までとは違うゆっくりとした豊かな生き方のはじまりで、これからどんな新たなチャレンジだってできるんだよ、と見る人にエールを贈っているかのようだった。

高齢社会のノルウェー。主人公をはじめとして、登場するのはみんな、味のある高年齢層の人たち。そうでないのは、ホルテンさん定年の日の脱線=大遅刻のきっかけとなる少年だけ。それもひとつの象徴だったのだろうか。。。

そして、その全ての中高年の人たちが生き生きとしている。
列車の音や踏切音当てクイズで遊ぶ運転士の仲間たち。ホルテンさんへの乾杯は、シュッシュッシュッシュッと機関車が走り出す振り付け付き。ホルテンさんが乗務の度に立ち寄るホテルの女主人。目隠しをしてどこまでも運転することが特技という摩訶不思議な老人、etc。

その目隠し運転をしばらくしていなかった男がホルテンさんと出会い、一緒に久しぶりの早朝ドライブに出る。ドライブ途中で彼にはあるアクシデントが起こってしまうのだけど、その彼がホルテンさんに言った言葉が冒頭の言葉だった。彼は間に合ったのだな、と思った。そしてホルテンさんは。。。

オープニング、画面いっぱいに広がる、真っ白な雪原を行くベルゲン急行。そして、リズミカルで少し寂しい音楽。それだけで引き込まれた。

何事も遅過ぎることはないんだから、大丈夫、やってごらん。そんな勇気をくれた。久しぶりに、いい映画観たなと思った。そして、もう一度観に行きたい。

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2009.01.26

Elegy

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渋谷VIRONで朝食を食べた後、Bunkamura ル・シネマで「Elegy」を観た。

前の週に「PARIS」を観た時、予告編を見て観たいと思っていた。原作は、フィリップ・ロスの「The DYING ANIMAL」。監督は、「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コイシェ。

ストーリーはネットで読んでいたので、どんなエンディングなのかと思っていた。賛否分かれるだろうな。映画が終わり、エンディングクレジットになった時、周囲から、「え、これでおしまい?」との声が聞かれた。お隣の年配ご夫婦など、「わからない」を連発していた。確かに、余韻もなく終わった感があり、私もクレジットを観ながら考えてしまった。

そして、これでいいのかも、という結論に至った。

老齢のカリスマ大学教授・評論家の男と、その教え子の女子学生(一度仕事に就いてからの大学入学なので大人の女)という年齢差ある恋人同士のラブストーリー。男ははじめて自分の年齢を意識し、彼女に若い恋人が出来て、いつか自分も元を去るのではないかという不安に怯え、一方、女はふたりの未来が描けないことに苛立ち、そして別れが来る。数年後に彼女から突然の電話があり、衝撃的な事実が告げられ、そして。。。という話。

映画のタイトルは「Elegy」とあるが、原作の「The DYING ANIMAL」のほうが、この話はしっくりくるような気がする。人は老いる、そして死ぬ。一方、若くても、突然、病に倒れることもある。完璧だったもの完璧でなくなる。

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最初、彼は彼女の美しさを「真の芸術品」と評し愛した。しかし、完璧だったものが完璧でなくなった時、以前の彼ならば、その時点で愛情は終わってしまったかもしれない。けれども、そのことがきっかけで、男には、終わろうとも終わらない、ふたりの未来が見えたのだと思った。映画のストーリーを振り返って、やっとエンディングが腑に落ちた。

が、果たして、原作はどうなのか。時間があれば読んでみたい。

最後に、この映画のペネロペ・クルスは美しかった。肉感的な一方で、理知的な美しさと色気があった。だからこそ、性描写もいやらしさを感じず、むしろ美しく観られたのだと思う。

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2009.01.17

PARIS

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Bunkamura ル・シネマで、映画「PARIS」を見た。

日常のパリ。
心臓病で余命わずかと診断されたダンサー、彼の姉で3人の子供を育てるため慌ただしい日々を送るだけのソーシャルワーカー、女学生に思いをよせる歴史学者、その弟の建築士、パリの移民たち、など。決して華やかじゃない、普段着のパリが描かれていた。ストーリーは別々に進行するけれど、ラストでそれぞれがつながり、素晴らしきパリ的なエンディングとなる。

(心臓の)移植提供者が現れ、成功率40%にかけて病院に向かう彼が、タクシーの後部座席に寝転ぶようにして窓から眺めるパリの街がいい。死を意識した彼を通して、不満があろうが健康に日常を送れることがいかにしあわせなことか、日々の生活が輝いて見えてくる。

そして、やはり、パリは愛だな。愛がなくちゃ生きて行けない、彩りが無い。それは、老いも若きも男も女も。

ソーシャルワーカーを演じたジュリエット・ビノシュは好きな女優のひとり。このひと、若い頃はあまり好きじゃなかった。けれども、年を重ねて、懐が深いいい女優になった。笑った時のしわも魅力的。3月にシアターコクーンで、「in-i(イン・アイ)」という舞台に出演するとのことだけど、都合で行けそうにない。残念。。。

最後に、エッフェル塔、パレ・ロワイヤル、ソルボンヌなど、先にパリを旅した時、自分で歩いた景色を見て懐かしく感じ、そして、パリの空気感を思い出した。次に行く時には、前回行けなかったサクレクール寺院に絶対に行く。そして、映画の中のパリジェンヌとパリジャンの「観光客ごっこ」ならぬ、観光客するのだと決めた。

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2008.10.17

カノッサ特別講習「タイヤの歴史」

今年の秋も放映されました。

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「カノッサの屈辱」。大好きな、真面目おバカな番組です。懐かしい、フジTV・牧原アナのナレーションでスタート。そして、聴き慣れたテーマミュージック。そして、今回のお題は・・・

「タイヤ幕藩体制と海外列強の展開」 

格調高くも、、、おバカだねぇ~。ワクワクいたします。

そして、いきなり、「カローラ遺跡」からスタートです。相変わらずで、嬉しい限り。

クルマ文化の広まりとともに勢力拡大、それが、タイヤ豪族・石橋家(ブリジストン)。そして、石橋家「タイヤマト朝廷」成立。スタートから飛ばしてくれてます。

その後は、戦国時代、封建制度、下克上などなど、タイヤの歴史を、本当の日本の歴史に倣って展開してくれる。

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タイヤ古代史、タイヤ中世、戦国時代の到来、タイヤ近世、タイヤ現代史と進んでいく。

何故、タイヤが時代と共に薄くなっていったのか(進化したのか)、クルマの流行、お勉強させてくれます。

そこに女性が欠かせなかったということは、新しい気づき。HONDAのプレリュードは兄が乗っていた、私も好きだったクルマなのだけれど、このクルマが「走りは二の次、みせかけ重視」のクルマだったとは・・・。スタットレスタイヤが海外から来たということも、同様に、新しい気づき。

30分きっちりと笑わせてくれたのですが、やはり物足りない。。。それは何故か、、、それは勿論、教授がいないから。

「やあみなさん、私の研究室にようこそ」という、真面目くさい一言がない。中谷昇氏の存在感が大きく、彼が亡くなってから別の人を立てないというポリシーには感心するけれど、やはり物足りないな・・・。

さて、来年もまた特別講習はあるのかしら。楽しみに待ちたいと思います。

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