ワインの里のボーヌは美食の街でもありました。しかも、パリよりもリーズナブルに美味しい料理が食べられます。
ボーヌの食事については、本で調べたりSNSで教えてもらい、日本から予約をして行きました。

ボーヌに到着した日の夜。本来は友達と二人でしたが、友達はバルセロナで崩した体調が戻らず、私一人で出かけて来ました。
お店は、「Restaurant L'ARDOISE」。
本で、美味しいという評価を見て予約をして行きました。
予約した7時に行くと、一番乗り。すっきりとしてモダンな店内。一人ということで、一人でも落ち着いて食事ができる壁寄りの席に通してくれました。

楽しみにしていたワインは、一人だったし、いろいろ飲んでみたかったのでグラスワインにしました。まずはブルゴーニュの白、サン・ロマンを。ミネラルが豊かで、口当たりのよいワイン。美味しい!
白はぐびぐび飲んでしまいまして、追加で、前菜に合わせて白ワインのマルサネをオーダーしてしまいました。

前菜はガスパチョをチョイスしたのですが、こんなガスパチョが出て来るとは思いませんでした。中央にフレッシュチーズ、その周りにガスパチョと赤や緑のフレッシュトマトを散らしています。バルサミコ酢が程よく効いてとっても美味しい。お代わりしたいくらいでした。

はじめにお店でお見かけしたときはクールな方という印象でしたが、とにかく黙々と料理を作り続けていたシェフさん。

メインは、散々悩んで子牛のグリルを。本当はボーヌに行ったら食べるべしというシャルレ牛を食べたかったのです。しかしタルタルしかなく断念。次に行った時には絶対にシャルレ牛を食べます。
けれども、このグリルも美味しかった。肉は柔らかいし、なによりソースが意表をついていました。コーヒーが効いた少し甘くほろ苦いソースがこれまた絶品でした。シェフは、見た目、味、かなり研究熱心な方なのだと思いました。

合わせたのはサントネイ。お店の方のオススメでしたが、いい組み合わせでした。美味しいなー、やっぱり本場のワインは、美味しい。しかも安い。至福です。

さすがにお腹がいっぱいになり、デザートは一番軽そうなアイスクリームをいただきました。ボーヌではデザートはフロマージュが一般的らしいですが、、、もう入りません。ですが、塩キャラメルがまた絶品でございました。

9時を過ぎて、レストランからホテルに帰る途中の中心街。まだまだ食事をする人たちでいっぱい。

ボーヌの街は暗いです。でも治安はよく身の危険は全く感じませんでした。
ちなみに、食欲がなかった友達はホテルの近くでサラダを食べたそうです。美味しい食事が食べたかったとかなり不満げでございました。

翌朝は、ホテルは朝食付きではなかったのでパン屋を探して散歩に出ました。いくつかあったパン屋さんのひとつ。ここで私はバゲット、友達はデニッシュをチョイスしました。焼きたてです。

地元の人のように、歩きバゲット。外はパリパリ、中はふんわり。やはりフランスはパンが美味しいですね。

ボーヌにはこんなお惣菜のお店がいくつもあります。こちらのお店はお肉が専門らしく、ケースの上にはたくさんの豚の置物が。。。

手前中央にあるのはエスカルゴ、その後ろはジャンボン・ペルシエ(パセリ入りハム)はボーヌの郷土料理なのだそうです。今回は食べていないのでどんなお味なのかはわかりませんが。。
ボーヌといえば、ブフ・ブルギニョン。牛スネ肉をたっぷりの赤のブルゴーニュワインで煮込んだ料理です。今回は出会えませんでした。次のボーヌの宿題です。

バゲットの食べ歩きで喉が渇いたので、カフェでカフェラテをいただきました。

フランスだけどコーヒーはイリー(イタリア)なんですね。

ワイナリー巡りの日にツアーの途中で昼食を食べた「MA CUISINE」。SNSでみなさんから勧められたお店です。ボーヌのレストランでは必ずといっていいほど紹介される有名店です。
その理由は、美味しい料理と800種類以上のワインが揃うというワインの充実度だそうです。確かに、ランチで見せてもらったワインリストにはたくさんのワインが並んでいました。
行くならばこの日の昼しかなくて、裕子さんに予約をしてもらいました。ツアーのランチタイムは二時間です。

MA CUISINEの店内。内装は白ベース。天井が高く、また、天気も良くドアを開け放っていたので更に開放感があります。高級ワインの瓶が並べられており、実力がわかります。

まず、グラスワインは白を。ピュリニ・モンラッシュの白。これもまた美味しい。ボーヌに美味しいワインしかないに違いありません。

ここでも前菜とメインのコースを。前菜は、私も友達もピスタチオ入りのパテをチョイス。

次のワインも白。メインの料理に合わせてプルミエクリュのシャルドネをセレクトしました。

メインは白身魚のソテーを。深海魚とか言っていたかな。

デザートは一番軽そうなブランマンジェにしました。真っ白なチーズのデザート、美しいです。付いてきたグラニュー糖をかけて食べたらより一層美味しくなりました。大人のデザートという感じ。大変満足でした。

最後にセレクトした赤のグラスワイン。
次のボーヌでは、絶対に夜に来て、ゆっくりボトルを開けようと強く思わせたMA CUISINEでした。

ワイナリー巡りの日の夜。SNSで勧められ、また、自分でも行きたいと思っていた「LA DILETANTE」。NHK BSプレミアムの「世界で一番美しい時」のボーヌ編でこのお店が登場しました。気さくなフランス人の旦那さんと美しい日本人の奥様のお店です。
軽く食べられるお店と聞いていたので、MA CUISINEでお腹いっぱいのなので、ちょうどいいかなと考えていました。

今回のボーヌで行けなかった、サヴィニー・レ・ボーヌのドメーヌ・シモン・ビーズの白ワインをグラスで2杯いただきました。シモン・ビーズさんの白ワインはやはりうまいです。ドメーヌに行きたかった!

夕飯は軽くお野菜がたくさん入ったサラダにしました。ピーラーで剥いたであろうズッキーニが美味しかった。ごちそうさまでした。

7時過ぎの早めの時間だったのでカウンターはまだ人がいなかったのですが、帰るときにはほぼ満席になっていました。この時はオーナーは不在だったのですが、奥様が私たちの相手をしてくれました。チャキチャキした感じのいい方でした。シモン・ビーズは飲めるし、また行きたい。
ボーヌ滞在の正味1.5日の中で美食を味わいました。次に来る時には、土曜日を入れてマルシェを体験できるようにして、滞在日数も増やすことにいたしましょう。
さて、ホテルに戻ってパッキングして、いよいよ明日はパリに移動です。
つづく。
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