没後150年 歌川国芳展
六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催されている「没後150年・歌川国芳展」に行ってきました。年末の「美の巨人たち」の特集を見て、楽しみにしていました。

このエントランスから、ロックです、漫画です、アニメです。”奇才浮世絵師”と言われるだけあります。江戸時代の現代技術というのでしょうかね。粋で型破りで面白い。すべての絵がつまらなくない、なかなかないことです。
この人、色の使い方がすごくうまい。青、白、赤。特に、青がいい。藍色、群青、いろんな青があります。そんないろんな青を使った海の色が好きです。

そして、画面がダイナミックでドラマチック。一枚の絵に収まらない、動きがあります。このポスターに使われている浮世絵もそう。飛びはねる鯉の動きったら。
それだけじゃない、美人画もいい。粋でおきゃんな女がいい。江戸の庶民を愛していたんだなぁと思う。暑い夏、縁台に座り、そんな美人画が書かれた団扇を持って夕涼み。なんか、いい。見るべき浮世絵が充実していた展示でした。
でも、絵を見る空間としては劣悪です。人気があり人がたくさんなのに会場が狭すぎます。今回、ある目的もあり午後に行ったのですが、まず、チケットを買うのに30分近く列び、歌川国芳展に入るのに20分近く列び、中に入ったら入ったで人が多くろくに見ることができない。
以前、同じ浮世絵で北斎の展示を東京国立博物館で見たけど、こちらは広い部屋で、絵と絵の間も適度に開いていたので、混み混みという感じはしなかったし、後ろからでも絵を見ることができました。だから、狭いスペースならば、入場規制をするなり、工夫をしてほしかった。もうひとつ不満があるけど、これはまた別の機会に。
充実した展示だったので会場にも気をつかって欲しかった。その点だけが残念でした。
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