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2010.07.25

夏の盛りに見るべき絵

暑中お見舞い申し上げます。

東京国立博物館で、酒井抱一作「夏秋草図屏風」を見てきました。きっかけは、「美の巨人たち」を見て感動して、という至極普通なことだったのですが。。。

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私の記憶が確かならば、この作品を見るのは2度目。確か、過去の琳派展で尾形光琳などとともに出展されていました。その時も、金色の琳派の中にあって、抱一の銀色がクールで印象的だったことを覚えています。

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右隻には夏の草花。ひるがお、しらゆり、おみなえし、青すすき。夕立がやってきて、青すすきがしなだれている様子が描かれています。

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左隻には秋の草花。すすき、つた、ふじばかま。すすきの穂が風になびいている姿が描かれています。

この「夏秋草図屏風」は尾形光琳の「風神雷神図屏風」の裏に描かれたもの。光琳をリスペクトしていた抱一が望んでんで描いたもの。そして、その2つは対極がなされているんですね。右隻の後ろには風神、左隻の後ろは雷神。わかりますか?右隻の夏の花は雷神が起こす夕立にしなだれ、左隻の秋の花は、風神が起こした風に吹かれているのです。それらが、月の光の銀色の中に存在する静けさ。「美の巨人たち」と同様に、Wong Wing Tsanを聴きながらしばらく見ていました。気分的に、かなり涼めます。

特別展以外はこうして自分で記録に残せるところ、東博は太っ腹です。

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さらに、こうした見るべき絵の前にはソファがあり、ゆっくりと鑑賞できる。夏に見るべき絵と書いたけれど、ほんと、夏は涼みに美術館ですな。

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「夏秋草図屏風」は本館にあります。本館では年代を追って日本美術に触れることができ、外国人観光客が多い。特に、一眼レフを持った西洋人。みなさん、日本刀や甲冑の前で真剣にカメラを構えている。興味深いのでしょうね。

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本館はクラシックな建物もなかなか。外の庭も見てこようと思ったけど、この暑さ。さすがにそこまでの気力はなくて。夏の盛りに見るにふさわしい抱一の作品を見た後は、そのまま美術館を後にしたのでした。

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