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2010.01.12

山種美術館で東山魁夷を

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山種美術館で開催されている「東山魁夷と昭和の日本画展」を見てきました。

2009年は画伯の没後10年だったんですね。。。それを記念するとともに、昭和の日本画壇で活躍した画家たちを紹介した展覧会です。

山種美術館ははじめてでどんな美術館だろうかと楽しみにしていったところ、駒沢通りに面したシンプルな外観のこじまりとした落ち着いた美術館でした。展示室は地下に2つ。1室は今回のイベントに合わせたもので、2室はこの美術館が所蔵する画伯の四季の絵を展示した部屋。もっと展示されているだろうと思っていたけれど全部で52点。ちょっともの足りなかったかな。これで1200円はお高いように感じます。

けれども、久しぶりの再会となった画伯の「年暮る」はやはりいい絵でした。年末に見ておきたかった。

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しんと静まりかえった京都の町に降る雪。時折ひびく除夜の鐘の音も、雪でどこかくぐもって聞こえる。雪の夜の青、そこに降る雪、積もる雪の白という静謐な世界の中で、手前の家の窓からもれる灯りが人びとの暮らしや温かさを伝えてくれる。やはり、画伯が描く青の世界は素晴らしいです。他には、「春静」「緑潤う」「秋彩」といった作品が展示されていました。全て一度みた絵ではあるけれど、年のはじめにこうした日本画を鑑賞することは気持ちが落ち着いてよいな、と思いました。

しかし、、、

団体で来ていた中国人の観光客のマナーの悪さにはがっかりしました。バスで団体で来るということは、観光コースにここが組み込まれているのでしょう、それにも驚きましたが。。。

絵を見ながらしゃべってはいけない、というわけではないから会話をすることは許容しましょう。しかし、彼らの声の大きさといったら、それは他の人たちにとっては迷惑でしかありませんでした。さらに、監視員がいる前で写真を撮っている。ダメだと注意されてもまた撮っている。日本に来る中国人観光客は裕福なひとたちと聞いています。しかし、文化の成熟度はまだまだとしかいえないですね。

その一方で、監視員もよくない。注意するならばもっと毅然として注意すべきでしょう。私もParisの美術館で写真禁止と気づかずに(むこうの美術館はフラッシュを焚かなければほとんど写真はOKだったので)、写真を撮ってしまったことがあります。その時の監視員は、「madame, non!」(フランス語は違ったかもしれないですが)と、絶対ダメ!のように注意されました。それで観光客も学ぶのです。ところがこちらの監視員は、「申し訳ありませんが写真はやめてもらえませんか・・・」、のような具合。それでは、やっちゃいけないということは学べません。

で、彼らのマナーがよくなくても出入り禁止にはならないのでしょうね。だって、ミュージアムショップでかなりのお買い上げのようでしたから。美術館にとってはお金を落としてくれるいいお客様。けど、画集やハガキ、クリアファイルを買うならば無断で写真を撮らなくてもよいのではないかしら?画集のほうが断然きれいですから。。。

そうそう、もうひとつ気に入った絵に出会いました。その話はまた別の機会に。

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