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2009.10.12

秋の一日

この連休中に、昨年亡くなった叔母の一周忌の法要があった。

この日は、この地のお祭り「ぶっつけ秋祭り」というのがあるそうで、人の出も多く交通規制も敷かれて、叔母の家もお墓があるお寺までの道も、迂回、迂回、迂回の連続。ちなみにこのお祭り、国指定重要無形民俗文化財になっているそうだ。

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迂回路を走っていて何度か繰り出す前の屋台に出くわした。はじめて見る屋台。町毎に彫刻や彩色を施した屋台がありその上に人が乗っているのだけど、つかまるものが何もなくすごく怖そう。。。

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何台もの屋台が停まっている屋台だまりのような場所があった。これらの屋台が夕方には一斉に提灯に灯をともして繰り出し、そして数台の屋台が向かい合って「ぶっつけ」というお囃子の競演があるのだそうだ。迫力があるだろうな。一度は見てみたいもの。けれども、私たちの車はそこでは停まれず、交差点を曲がる瞬間にカシャリ。まだまだのんびりムードの屋台たち。

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叔母のお墓は、この地を見渡す高台にある。急な階段を上りつめると立派な竹林を背景にお寺の本堂が建っている。一周忌の法要の後、お墓の開眼供養が行われた。秋の青空の下、叔母の真新しい墓石が輝いていた。

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この寺には芭蕉が訪れたことがあるそうで、芭蕉の死後、寺に残された芭蕉の破れ笠を埋めて供養したといわれている「笠塚」がある。碑面には「芭蕉居士 嵐雪居士」の八文字が刻み込まれていた。その笠塚を覆うような大きな楓の木は今は青々としているけれど、あとひと月もすれば美しい紅葉に染まるのだろうな。。。

一周忌法要のふるまいの後は、親戚一同で叔父の家で二次会。おなかがいっぱいでもう入らないのに、叔父は次々に料理を飲み物を出してくれる。それを避けるように外に出た。

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車の中ですやすやと眠っているいとこの赤ちゃんを覗き込む。叔母が亡くなる1週間前に生まれた男の子。彼女はその時、母になった喜びと母を亡くした悲しみを一緒に味わい、ずっと泣いていた。あれから一年、彼はすくすくと大きくなり、全く人見知りしないその性格で、この法事の人気者になっていた。私から見ても可愛くて可愛くて、自慢の子。本当は顔も出したいのだけど、それはできないので可愛らしい足だけ。次の法要の彼は3歳を迎える手前。愛情をいっぱいもらって大きくなるんだよ。

久しぶりの親戚の集まりの中で、しみじみとした秋の一日だった。

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