うららかな運河と桜
葉桜の木も多くなってきたが、まだまだ桜は満開。先日、運河の近くまで少し遠出した。運河と桜は大好きな風景のひとつ。

歩道に桜の影が出来る。そこを自転車を押して、子供の手をひいて、並んで歩く人と話をしながら通り過ぎる人たち。みんな桜の木の下にくると、歩く速度を遅くして、花々を愛おしむように歩く。せかせかした時間を少しだけスローダウンさせてくれる魅力。

手すりから身を乗り出して見ると、運河を漂う一艘の舟。危機感とは無関係のような場所に監視艇。その名前とは裏腹にのんびりと浮かんでいるようだ。彼らも、仕事よりも花見なんじゃないか。

運河の脇には遊歩道があり、黄色の柵とピンクの桜のコントラストがお気に入り。ベンチもあるので、ここで好きなだけ桜に見入ることができる。

運河に無造作に係留されたボート。桜と一緒だとなんだか絵になるんだな。

運河と水門、そして煙るような桜。遊歩道から降りて、縁に座って眺めていた。

時折見かける、しだれ桜。ソメイヨシノよりも強めのピンク色が揺れていた。八重桜も少しずつ咲き出して、これからは八重桜を楽しむことができる。
来年はこの桜を見られないんじゃないか、と思った時もあった。けれど、大丈夫。とりあえずは大丈夫。散る桜を惜しむように、もう少し散歩しよう。
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