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2009.01.26

Elegy

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渋谷VIRONで朝食を食べた後、Bunkamura ル・シネマで「Elegy」を観た。

前の週に「PARIS」を観た時、予告編を見て観たいと思っていた。原作は、フィリップ・ロスの「The DYING ANIMAL」。監督は、「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コイシェ。

ストーリーはネットで読んでいたので、どんなエンディングなのかと思っていた。賛否分かれるだろうな。映画が終わり、エンディングクレジットになった時、周囲から、「え、これでおしまい?」との声が聞かれた。お隣の年配ご夫婦など、「わからない」を連発していた。確かに、余韻もなく終わった感があり、私もクレジットを観ながら考えてしまった。

そして、これでいいのかも、という結論に至った。

老齢のカリスマ大学教授・評論家の男と、その教え子の女子学生(一度仕事に就いてからの大学入学なので大人の女)という年齢差ある恋人同士のラブストーリー。男ははじめて自分の年齢を意識し、彼女に若い恋人が出来て、いつか自分も元を去るのではないかという不安に怯え、一方、女はふたりの未来が描けないことに苛立ち、そして別れが来る。数年後に彼女から突然の電話があり、衝撃的な事実が告げられ、そして。。。という話。

映画のタイトルは「Elegy」とあるが、原作の「The DYING ANIMAL」のほうが、この話はしっくりくるような気がする。人は老いる、そして死ぬ。一方、若くても、突然、病に倒れることもある。完璧だったもの完璧でなくなる。

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最初、彼は彼女の美しさを「真の芸術品」と評し愛した。しかし、完璧だったものが完璧でなくなった時、以前の彼ならば、その時点で愛情は終わってしまったかもしれない。けれども、そのことがきっかけで、男には、終わろうとも終わらない、ふたりの未来が見えたのだと思った。映画のストーリーを振り返って、やっとエンディングが腑に落ちた。

が、果たして、原作はどうなのか。時間があれば読んでみたい。

最後に、この映画のペネロペ・クルスは美しかった。肉感的な一方で、理知的な美しさと色気があった。だからこそ、性描写もいやらしさを感じず、むしろ美しく観られたのだと思う。

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