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2008.12.11

Andrew Wyeth Emotion and Creation

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている、アンドリュー・ワイエスの絵を見てきました。

はじめてこの人の絵を見たのは、好きな作家・江國香織の「日のあたる白い壁」。

Img_7802_2


その中で、「GROUNDHOG DAY(生燭節)」という絵が紹介されていました。黄色い壁紙とペンキがはげた白い窓枠、そして、食卓の上のごく普通の白い皿とカップという簡素な食器。窓の外には、野に放り出された桶や器具が見える。時間は、午後だろうか。。。

#ちなみに、この絵は出展されていません。

彼女は彼女の独特な表現で、アンドリュー・ワイエスの絵を、「昔持っていたくまのぬいぐるみ」と表現していた。その表現には?だけど、「ちょっとかなしい」気持ちを感じることは同意できる。儚くて、孤独で、そして、寂寥感が漂っていて。。。

同時に、妙なリアリティを感じずにはいられない。人も、風景も、妙にリアルで、一瞬、写真か?と思ってしまうほど。鉛筆だけで書いた、「トムと孫娘」という絵。落窪んだ老人の目に、人の目の輝きを見たような気がした。

そして、この人は、時間の中の一瞬を切り取るのがうまい。ぴたりとした絵の中に、そこにするはずの音、吹いているであろう強い風の音、飛び去ったジェット機の音を感じました。

彼の絵は、私にとって、いかにもアメリカ的。空間の広がりや空気感、色、そして、描かれる人の堅実さ、力強さがアメリカなのです。

BunkamuraのBook Shop、ワイエスの本が置かれていたので、ぱらぱらとめくってみました。その中の一冊の表紙の後ろに、どこかで見た記憶がある絵がありました。風にはためく白いカーテンに、海辺と思われる家の部屋。ベッドの上で窓の外を見つめる、白い服を着た年老いた女性。好きなアメリカの作家、メイ・サートンの詩の表紙かと思ったのですが違っていました。本ではなかったか?どこかで見たはずなのに、思いだせない。。。

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