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2008.02.11

ウェブ時代をゆく

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梅田望夫・著「ウェブ時代をゆく」を読みました。

彼の本は「ウェブ進化論」以来です。

昨年、一昨年、Web2.0、Google関係の本がたくさん出版されていて、正直食傷気味。だから、この本も読もうかどうか考えましたが、ネット社会のこれからの生き方の1つの指針を示すもの、という新聞書評を見て読んでみました。

「リアルの地球」と「もうひとつの地球」。ウェブ進化という大変化に直面している私たちの時代は、

 一生にして二生を経るが如

と、福沢諭吉の「文明論之概略」の言葉の引用ではじまります。

「距離」の制約を感じない、情報は瞬時に伝わり「時間」の制約もない、「無限」大の人や情報へアクセスできるネット空間。あらゆる制約がなくなった「もうひとつの地球」をどう生きるか。。。

第一章のGoogleの存在に関する復習はそこそこに、二章以降へ。

二章以降、これからのリーダーシップの在り方(二章・新しいリーダーシップ)、好きの極め方(三章・「高速道路」と「けものみち」)、好きの探し方(四章・ロールモデル思考法)、ネット空間の使い方(五章・手ぶらの知的生産)、働き方(六章・大組織vs小組織)、リアルとネットの間の職業(七章・新しい職業)、そして、まとめ(終章・ウェブは自らを助くる者を助く)、へと続いていきます。

読んでみて、ウェブ時代は、好きを極める、信用するという、極シンプルな生き方の時代と思いました。

自分の「好き」にこだわって、それをとことん追求する(筆者は「人生をうずめる」という言い方をしている)こと。そんな人に対してネット空間は無限の資源を提供してくれる。

しかし、そこでは成功=お金が儲かる、ではないんですね。「経済」<「知・情報」。「経済」的に成功することは、この本でも書かれていません。

私が参考になると思ったのは、筆者の好きの見つけ方。好きなことや向いていること探しを、自分の内に問うのではなく外界に求めること。膨大な情報を集め直観力でロールモデル(お手本)を選び続けていくこと。

漠然としたところから、部分的でもいいから「ある対象に惹かれた」直感を何故かと問いかけ、また、「次の対象」を直感的に選び何故と問いかけ、具体化していく。

このことは、今の仕事にも、これからの生き方にも応用できると思いました。

書かれていることはさほど新しくはないですが、このことだけでも読んだ甲斐がありました。

好きこそ原動力。それこそサバイブする力。ウェブは自らを助くる者を助く。オプティミズムに満ちて嫌いではない内容でした。

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» 本「ウェブ時代をゆく」 [富久亭日乗]
    (ちくま新書、梅田望夫)       ※  序章 混沌として面白い時代 一身にして二生を経る/オプティミズムを貫く理由/「群衆の叡智」元年/グーグルと「産業革命前夜」のイギリス/学習の高速道路と大渋滞/ウェブ進化と「好きを貫く」精神/リアルとネットの境界領域に可能性/フロンティアを前にしたときの精神的な構え 第1章 グーグルと「もうひとつの地球」 営利企業であることの矛盾/グーグルはなぜこんなに儲かるのか/奇跡的な組み合わせ/グーグルの2つ目の顔/「もうひとつの地球」構築の方程式/「経済のゲ... [続きを読む]

受信: 2008.02.11 20:05

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