知人に薦められて、上野千鶴子著「おひとりさまの老後」を読みました。
今の世の中、男性よりも女性のほうが長生きする。未婚のおひとりさま、死別のおひとりさま、いろんな女性のおひとりさまが存在する。誰でも最後はひとり。私の母も立派なおひとりさまだ。
どこでどう暮らすのか、
誰とどうつきあうのか、
おカネはどうするのか、
どんな介護を受けるか、
そして、どんなふうに「終わる」か。
上野千鶴子さんらしく、時々辛辣な言葉も交えて、考えておくこと、準備のための行動、立ち向かうべき世の中の不条理などが綴られています。
上野さんは強い方だからこんな考え方や生き方ができるのだろうし、彼女のようには考えられない生きられない女性もいるでしょう。
また、私が老後を迎える頃は、きっと今とは社会状況や法律も違っているでしょう。
だから、これは上野千鶴子流のひとつの考えとして参考にすればよい。
この本の中で友人関係がどれだけ大切であるかを再認識しました。
家族は、死別、独立などやがて去っていく。仕事も仕事仲間もいつかいなくなる。その後に残るのは友人たち。
このことは社会状況が変わっているであろう私の老後でも、きっと変わらずに同じであり続けているでしょう。
前にキャリアセミナーを受けた時にも、講師が、人生のリスクマネジメントの3要素(お金、時間、友人(人間ネットワーク))の1つとして、大切なものだと話されていました。
そして同様に、その友人関係にはメンテナンスが必要であることを強調されていました。大切なものこそメンテナンスが必要なのだと。
だから、今年の私の目標の1つは友人関係のメンテナンス。ちゃんと時間と作って友人たちと向き合いたいと思っています。
最後に、どう「終わる」かについて。
「死に方」と「生き方」は同じ。ひとは生きてきたように死ぬのだそうです。
東京都監察医務院に勤務する監察医・小島原将直さんの公演録に、高齢者にすすめるアドバイスがあるということで見てみました。
1.生を受けた者は死を待っている人。よって独居者は急変の際早期発見されるよう万策尽くすべし。
2.皆に看取られる死が最上とは限らない。死は所詮ひとりで成し遂げるものである。
3.孤独を恐れるなかれ。たくさんの経験を重ねてきた老人は大なり小なり個性的である。自分のために生きると決意したら世の目は気にするな。
4.巷にあふれる「孤独死」にいわれなく恐怖を感じるなかれ。実際の死は苦しくないし、孤独も感じない。
5.健康法など頼るな。
ここでも、友人を含め、人的ネットワークをいかに作っておくことが大切だと言っています。友人がセイフティネットワークであると。
私の老後はまだ先のことだけれど、今から準備をしておいて損なことはない。ちゃんと自分を設計し、その時に選ぶことができる立場にしておきたいと思います。
結婚しようがしまいが、向き合うべき将来の準備として、今の自分の立ち位置を見直す上で参考になりました。
この本、次は母に貸すことになっています。読み終わった後で、母とどんな会話になるかしら。。。
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