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2007.05.03

伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」

Img_7344今年のG.W.。後半は予定していた旅行が無くなったため、風邪気味でもあるし、東京でのんびり、ゆったりとなりそうです。

さて、「フィッシュストーリー」に刺激されて、早速アマゾンで「オーデュボンの祈り」「ラッシュライフ」「重力ピエロ」を購入。

古い順番に、まずは「オーデュボンの祈り」を読みました。

<超>面白くて、一日で読破。

しかも、2度読みまで。

はじめは、この話の主人公・伊藤と同様、全くワケがわかりませんでした。

現代の鎖国の島・荻島、未来を見通す喋るカカシ・優午、嘘しか言わない元画家・園山、人殺しが認められている・桜、etc。他にも胡散臭い人たち。

未来を見通すカカシが殺されたところから話は展開していきます。未来を見通せたはずのカカシが何故殺されたのか。。。

 ・カカシは殺されることを知っていたのか?知らなかったのか?

 ・この島に欠けているものは何なのか?

私は主人公・伊藤になって、その島の人たちに話を聞いて廻っている、そんな感じ。まるでロールプレイング・ゲームです。

あまりにも現実を超えていて、伊藤と同様に、途中から、もうどうでもいいやと思ってしまう。けれど、それが意外と心地よい。

はじめは断片でしかなかったものが、どんどんつなぎ合わさっていく時の高揚感たらありません。なんて上手く出来ているのでしょう!

ラスト、この島にかけているものが判った時は、ハレルヤ!です。

1度読んで全てが判ってから、どうしても確かめたくてすぐに2度読み。すると、キーワードがたくさん隠されていたことに気づくのでした。

はじめからみんな<役割>を持っていて、何か大きな力に突き動かされるように、知らぬうちにそれを実行していた。150年も前から準備されていたと思うと凄いものがあります。。。

タイトルの意味「オーデュボンの祈り」とは、カカシの祈りでもあったのですね。。。

調べてみると、ジョン・ジェームズ・オーデュボン、リョコウバトの話、支倉常長、は実在の話でした。しかし、荻島は、シマダスで調べてみましたが見つかりませんでした。こちらは架空の島のようです。残念。

実在したならば、伊藤と田中が見張り台の上から見た荻島の夜の景色を見てみたかった。。。

「オーデュボンの祈り」は、読書の面白さを久しぶりに感じさせてくれた最高の作品でした。

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