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2007.05.08

光野桃「おしゃれのベーシック」

Img_5551_2光野桃さんが書く文章が好きです。

文体が美しくて、私がもし本を書くならば、光野さんのような文章を書きたい。

出会いは愛読している「Vingtaine」。毎月彼女がコラムを書いていました。

その後、彼女が書いた本を何冊か読み、<お洒落>を学びました。

彼女の本は、<お洒落>は表面を装うことだけではなく、その人の<生き方>でもあると教えてくれました。

彼女の本には、女性が抱えるであろうお洒落の悩みが書かれています。

全女性ではないかもしれませんが、少なくとも、彼女の悩みや迷いは、私の悩みや迷いと重なりました。

例えば、服は沢山持っているけれど、いざというとき着る服に困ってしまう。クローゼットを見て途方に暮れる。。。

気分が重いときには黒で無難にまとめてしまう。自分にあった髪型が見つからない、、、etc。

まるで私だ、と思い、ああ、彼女のような人でも悩むのだな、読んでいて何故かほっとしたような気持ちにもなりました。

そして、悩んで迷っておしまいではなくて、ちゃんとそれに立ち向かうための方策も示してくれます。その手本は、かつて彼女が暮らしたミラノのマダムだったり、パリでみかけたマダムや日本でみかけたアジアからの留学生だったり。

もっと若い時に、例えば、高校生や大学生の時に彼女の本と出合っていたら、もっと違う道を選んでいたと思う。それ程、彼女が書く本は私のバイブルになっています。

さて、この「おしゃれのベーシック」は、彼女の夫の赴任先・バーレーンから帰国した後で書かれた初めての本です。

数年ぶりの本でしたが、その美しい文体は変わらずに、また彼女の本が読めることを嬉しく思います。

バーレーンから帰国して一番目の本は、<ベーシック>にこだわった本。

変化していく自分や時代の中で、「定番」をどうやって見つけるか、という個々人に向けた視点。

一方で、時代が変わっても変わらずに存在し続ける「ブランド」の<背骨>に向けた視点。

ブランドに浮かれることなく、自分の定番を知り、永く自分に添ってくれるようなブランドを見極めていこう、そんな意欲が感じられます。

光野さんらしくて、とても心地よく読ませてもらいました。

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