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2007.02.26

<笑い>2展

森美術館で開催されている、<笑い>の展示、「日本美術が笑う」「笑展」を見に行ってきました。

順路としては、日本美術→笑展 となります。

○日本美術を笑う
 1.土の中から~笑いのアーケオロジー:土偶、埴輪
 2.意味深な笑み:寒山拾得、近世初期風俗画、麗子像
 3.笑うシーン
 4.いきものへの視線
 5.神仏が笑う~江戸の庶民信仰

○笑展
 1.前衛の笑い
 2.小さな笑い
 3.笑いの裏返し
 4.逸脱する笑い

Img_5373_1 まずスタートの埴輪の笑いがかわいらしい。ほのぼの。くったくない原始の笑みといいますか、見ていて思わずにっこりしてしまいます。

そして、江戸期の笑い。南天棒が書いたまんまるでピアスをした達磨図がかわいらしい。”よくできました”的な桜のような刻印も絵の雰囲気に合っています。

同じく南天棒の雲水托鉢図。隊を成してやって来る托鉢、そしてまた隊を成して帰っていく托鉢、英語のタイトルで「coming and going」というタイトルがいい。またまたにっこりしてしまうのです。

そして、笑展。暗闇の中で見た日本の笑いから、明るい中での鑑賞となりました。

こちらの笑いは、考えさせられるシュールな笑い、ブラックな笑い。ぷっと笑ってしまったり、なるほどという気づきもあったけれど、芸術と悪趣味は紙一重。好みの差がかなり大きい。

ポーンタウイーサック・リムサクンの「雪を訪ねる」:巨大なエアコンの前に雪山。小さなストックを持ったスキーヤー。エアコン効きすぎ、という風刺?

動きまわる紫色の脳みそ。これも日々忙しがる人々の風刺?

でも一番笑ってしまったのは、鳥光桃代の作品。ヨーロッパ、アメリカ、アジアの3大陸。大地、ビル群、平原でポジション争いをするたくさんの日本人サラリーマン「宮田二郎」たち。

みんな匍匐前進中。はしっこを一人匍匐前進する宮田二郎。キリンを乗り越えようともがく宮田二郎。ビルに突進する宮田二郎。たくさんの宮田二郎を乗り越えようとする宮田二郎。。。絶対普通ぢゃない。

しばらく匍匐前進する彼らに見入ってしまいました。

こうした作品は楽しめたのですが、目をそむけたくなる作品も。シュールすぎる作品は苦手。日本の埴輪の笑みを見て、ほわ~ん、となっているほうが気持ちいいと思った<笑い>でした。

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