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2006.11.26

仏像・一木にこめられた祈り

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東京国立博物館で12月3日まで開催されている「仏像」。ようやく観に行くことができました。

仏像好きの私。楽しみにしていた展示です。

朝一番で行ったのですが、残りの会期が少ないのでやはり混んでいました。

静かに見るべきものなのでしょうが、残念ながらそうはできず、音声ガイドと解説を頼りに人ごみをかき分けて観て回りました。

ビャクダン、カヤ等、全て1本の木から作られたもの。まるで布のようにみえる細かいひだ。素晴らしいと思いました。

彫り師はどんな想いを仏像に込めたのでしょうね。1300年も前から存在する仏像には<気>すら感じます。

以前、三十三間堂の仏像について書いた時に、仏像は横から見ることが好きだと書きました。

観音菩薩立像もそうで、すらっとした立ち姿が美しいです。まぁ、中には寸胴だったり、前のめりだったりというのもありましたが、それも見ていて面白かった。

中でも、向源寺(奈良)や秋篠寺(奈良)の十一面観音菩薩立像は、お寺で静かに向かい合いたい思いました。特に、向源寺の十一面観音菩薩立像は白州正子や井上靖が絶賛したものだそうです。

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展示の後半、円空作の素朴な仏像、また思わず微笑んでしまうような木喰のまろやかな仏像は、平安期の仏像とはまた違った趣きがあって面白かったです。

こういう仏像もあるんだなぁ、と仏像の世界は奥が深いなぁと新しい発見でした。

上野公園は少しずつ紅葉していて、仏像を見たあとにのんびりと紅葉を見ながら帰りました。

イチョウはこんな感じ。そろそろ外苑前もいいかなと思っていたのですが、もう少し待ったほうがよさそうです。

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コメント

そうですか、やっぱり展示期間も押し迫ってきたせいか、混んでたんですね。
私が行った時は、閉館1時間前だったこともあり、結構ゆったりみることができたんですが。。。
この展示は、ディスプレイの仕方が絶妙だと思いませんでした?
あの神秘的な雰囲気を本当に上手に演出していると思いましたね。
機会があったら、京都や奈良以外の、なかなか行くことが出来ない地方にある仏像を紹介するようなイベントをやってほしいです。

投稿: HR-Miller | 2006.11.26 23:12

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   東京国立博物館平成館の特別展「仏像 一木にこめられた祈り」の会場に全国各地から集った百数十体の仏像を観覧しました。展示期間中、数十万人の善男善女がそれら仏像の間を絶え間なく往来したそうです。いまは(わたしも含めて)無宗教を自認する日本人が多いと聞きますけれども、こうした状況を目の当たりにしますと、そういう話はあまり信じられなくなります。なんらかの宗教に帰依するかどうかは別として、科学や医療がどんなにすす�... [続きを読む]

受信: 2006.11.30 08:23

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