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2005.09.21

「死神の精度」伊坂幸太郎

accuracy_of_death実は初めての伊坂幸太郎作品です。まとまった時間が取れたので、ずっと前に買っておいた本をやっと読んだのですが、もう面白くて、一気に読みきってしまいました。

6編の短編で構成されているのですが、ラストの1編を読み終えた時に、それまでの5編がバラバラではないこと、そして、この6編の中では数十年の時間が流れていたことを知ったのでした。やられたな、と思わずにはいられませんでした。

ブログを検索すると、たくさんのレビューがヒットします。ラストの「死神対老女」を一番に挙げている人が多いけれど、私もそう。ラストに向かうくだりなんて、本当によくって。

死神は老女について「可」の報告することを知りつつも、それを全て受け入れてしまう。死神がはじめてみる青空。なんだか、これで全てが救われる、そんな感じなのです。そして、心が温まって、涙が止まらない。

死神というと、ドクロに黒マント、手には長い鎌を持っているイメージがありますが、ここに出てくる死神は、その時々で外見が変わるけれども一見フツーの人。ただし、名前は千葉、ミュージックが好き、そして彼がやってくるといつも雨が降る。クールなんだけど反応が少しヘン。淡々と仕事をこなしていく、そんな人。いや、死神。(笑)

ミュージックが好きな死神なんて、いいぢゃないですか。SO COOL!

今読み返しに入っているのですが、こんなところにもキーワードが、と2度読みも楽しい作品です。

伊坂さんの作品、他にも読んでみたいと思って中央区図書館を検索したら、読みたいと思う本は全て貸し出し中。人気なんですね。。

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» 『死神の精度』 伊坂幸太郎 (文藝春秋) [活字中毒日記!]
死神の精度伊坂 幸太郎 / 文藝春秋(2005/06/28)Amazonランキング:69位Amazonおすすめ度:もっと死神四つ目の話「恋愛で死神」以降、ぐんぐん面白さが増した連作短編集推理作家協会賞受賞の実力!Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog 11ヶ月振りの伊坂幸太郎、待望の新作。 まず、そのスタイリッシュな装丁に度肝を抜かれた読者も多いことだろう。 本作の内容からして梅雨の時期に発売されたことも憎らしい演出である。 ちょうど雨の降った日にじ... [続きを読む]

受信: 2005.09.25 15:24

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