« 淡路・徳島~婆娑羅 | トップページ | 淡路・徳島~ほかのことたち »

2005.09.13

淡路・徳島~安藤忠雄の淡路

3番目は<ホテルステイ>。目的は「ウェスティン淡路」の宿泊です。

ホテルの開業は2000年の花博の時.。淡路夢舞台にあります。2002年の日韓ワールドカップで、イングランド代表が宿泊したことで話題になりました。

westinAwajiIsland

開業時から年に1、2度のペースで行っています。もう7度目くらいになるので、定宿と言ってもいいかもしれません。毎年行っていると、上の画像のチューリップソファの色がくすんできたなぁとか、敷き詰めてある帆立貝が黒ずんできたかなぁとか、時間の流れを感じます。

何故このホテルがいいのかを改めて考えてみると、ホテルが持っている雰囲気と、そこに感じる居心地のよさではないかと思います。東京から淡路島までの距離感も私にはちょうどよいです。

まず部屋が広くて明るいことろがいい。全室バルコニー付きオーシャンビュー。窓が大きいので開放感があります。そして壁がクリーム色、カーテンが生成り、ベットカバーも白なので、明るくてやわらかい感じがします。ベッドはウェスティンが誇るヘブンリーベッド。寝心地もよいです。

そしてそこで働くひとたちの感じがよい。地元採用の人が多いと聞いています。素朴で礼儀正しくてまじめ。5年前の開業して間もない頃、本社から派遣されたであろうスタッフに指示されながら懸命に接客する姿が、少し鈍くさくも誠実で好もしいものでした。今でも都心のホテルのようなスマートさはないけれど、それがまた淡路という地に合っていると思うのです。

awaji_book ホテルを含め淡路夢舞台は 安藤忠雄の設計。コンクリート打ちっぱなしの外壁を見れば一目瞭然ですね。

この本は初めて行った時に買ったものです。一回目のお泊りの後で本を読んで、単なるハコモノでないことを知りました。

1995年の阪神・淡路大震災のため、1998年開業予定が2年遅れの2000年開業。地震でホテルの建設予定地の下を断層が走っていることが判り、ホテル建設場所を含めて全体構成とデザインの全面的な変更を余儀なくされたそうです。

そして、かつてのホテル建設予定地は百段苑(大花壇)になりました。敷地内外のどこからでも見える斜面の大花壇には、震災の犠牲者6000人余りの名前が刻まれ、百の花壇全体が鎮魂のための献花壇として、そしてカスケード(大階段)から流れる水は清めの滝として、全体が震災のモニュメントになっているのだそうです。

はじめは淡路島再生だったプロジェクトが、震災を経てまた違う大きな意味を持つプロジェクトになっていったことを知り、単なるモノつくりを超えた設計者やプロジェクトに関わる人たちの想いを感じました。

honpukuji淡路島にはもうひとつ安藤忠雄が設計した建築物があります。真言宗別格本山 本福寺・水御堂です。

ここもコンクリート打ちっぱなしの外壁。本堂の上は睡蓮の池があります。階段を降りた先にある本堂は朱色に塗られており、金色の薬師如来像が安置されています。信仰の場所の概念を変える安藤さんの斬新な設計です。

安藤さんは大阪生まれだけに、阪神地区には彼が設計した建築物が他にも多数あります。機会があったら、彼の作品を巡る旅をしてみたいものです。

|

« 淡路・徳島~婆娑羅 | トップページ | 淡路・徳島~ほかのことたち »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109180/5881795

この記事へのトラックバック一覧です: 淡路・徳島~安藤忠雄の淡路:

« 淡路・徳島~婆娑羅 | トップページ | 淡路・徳島~ほかのことたち »