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2005.06.01

6月

6月。鮎釣り解禁、そして父の日。3年前に亡くなった父を想い出します。鮎釣りが好きで、生前この時期は、嬉しそうに釣りの準備をしていました。いつかは四万十川で鮎釣りがしたいと言っていた夢を実現できずに亡くなりました。鮎を食べない私に、「お前はお父さんが釣ってきた鮎を食べてくれない」と少し拗ね気味に言っていたことを想い出します。

父の日に贈り物をしなくなって3年。父の日のプレゼント特集は、私には贈る人がいなくなってしまったことを想い出させます。

 月日は百代の過客にして 行きかふ年もまた旅人也

と芭蕉は詠みました。かつて日経新聞のコラムに日野原先生が、時間の中で生きている私達もまた旅人なのだ、と書いておられました。そう、親も友達も恋人もみんな、流れゆく時間の中でほんのひと時出会って共に過ごし、また去っていく。人はひとりで生まれてきて、ひとりで死んでいく。強く手を握っていても、往かないでと泣いてすがっても、いつか必ず別れの時が来るのです。出会いがあれば必ず別れがある。だからこそ、出会って一緒にいることを大切にし、別れがきたらそれを静かに受け入れなければならないのです。

6月はそんなふうに父を想い出し、少し寂しい気持ちになります。でも、いつもは忘れているんだからたまにはいいだろう、と父が笑っているような、そんな感じもするのです。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

小生も鮎釣りが好きで、この時期はいつもそわそわしていました。実は、私の釣りの師匠でもある人が、3年前の解禁を前にした5/31に天国に旅だってしまいました。解禁日の鮎釣りの準備を終え夜、寝床につき、休んだら朝、目が覚めぬまま逝ってしまいました。連絡を受けて、飛んでいったときには、天国で好きな釣りをしているような安らかな顔があるだけでした。しばらく、小生は仕事も何も手に着かない状態でした。3年経ちましたが、この時期になると、いつも師匠のことを思い出ながら、師匠の分まで鮎を釣ろうと、またそわそわが少しだけ戻ってきました。

投稿: みの吉 | 2005.06.23 17:06

みの吉さん、コメントありがとうございます。
私の父は誕生日の4日前に亡くなりました。こういった節目の前に亡くなるのは、その人生に悔いが無いからだと、どこかで聞いたことがあります。
みの吉さんの釣りのお師匠さまも、きっと後悔の無い生き方をされた方なのではないでしょうか。

投稿: moonshiner@webmaster | 2005.06.27 23:33

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